肌の状態に合わせて使うアミノ酸系石鹸、弱酸性石鹸、弱アルカリ性の石鹸、中性石鹸の特徴

肌の状態に合わせて使うアミノ酸系石鹸、弱酸性石鹸、弱アルカリ性の石鹸、中性石鹸の特徴皮脂

肌への刺激が少ないアミノ酸系石鹸

アミノ酸系洗顔料は肌への負担が少ない事から、敏感肌の方や、アレルギー体質の方などに人気があります。なぜ肌へ負担が少ないかと言うと、肌はアミノ酸と言うタンパク質から構成されているために、そのアミノ酸を原料としている洗顔料は、肌へのダメージが少ないのです。

低刺激を歌っている洗顔料の中には、洗浄力が弱く物足りないと思う方もいるかも知りませんが、アミノ酸系洗顔料の場合は、余分な皮脂や角質はしっかり除去する事が出来ます。また、お肌にとって最低限必要とされる皮脂は、残す事が出来るために、肌の乾燥を防ぐ事も出来ますし、潤いを保つ事が出来るのは大きな利点でしょう。

洗浄力が強すぎる洗顔料は、必要な皮脂も取りきってしまうために、肌が乾燥したり、または肌が乾燥を防ぐために皮脂を多く分泌するなど反作用もあるのです。ですから、洗顔を選ぶ際は最低限、皮脂や角質は落とす事ができ、肌へダメージが少ないものを選ぶ事が大事です。

アミノ酸洗顔料の使い方は、他の洗顔料とさほど変わりはありませんが、気をつけなければならない点としては、きちんと泡立たせないと効果を発揮しにくい点です。しっかり泡立てる事により、アミノ酸成分が肌に行き渡るために、泡立てネットなどを使いふんわり泡立てて使うといいでしょう。

肌に近いPH値の弱酸性石鹸

弱酸性の洗顔料は、乾燥肌の方に相性がとても良く合うでしょう。酸性である皮脂が出にくい乾燥肌の方は、アルカリ性(塩基性)の肌になってしまいます。肌は、中性に保つことが大切なので、弱酸性の洗顔料を使って中性の肌に戻すことが美肌のポイントとなります。

ただし、酸性が強ければ強いほど良いわけではなく、酸性が強すぎるとニキビなどの肌トラブルの原因である、酸性の肌質に成ってしまう場合がありますので、注意が必要です。また、カサカサな肌の度合いによっては、洗顔料の酸性の強さを変えることも大切なので、とても弱い酸性のものから試しに使うようにしてください。

肌によっては、皮脂量が多く、水分が不足している場合があります。そんな場合は、乾燥肌でありながら酸性の肌質である事もあるので、鏡などを用いて見極めるようにしましょう。洗顔後タオルで拭いたすぐの状態でも、肌が突っ張る感じがする上にテカってる場合は、乾燥肌でありながら酸性の肌質である場合が多くあります。

こういうタイプの方の場合、弱酸性の洗顔料とは相性が悪い傾向が強いため、アルカリ性(塩基性)の洗顔料を使うようにし、化粧水などで保水力をあげるようにすると、とても良いです。

ニキビなどがあり雑菌をしっかり洗浄するには弱アルカリ性の石鹸がおすすめ

アルカリ性の洗顔料は、脂肌(ニキビ肌)の方におすすめです。人の皮脂は酸性で、皮脂量が多いために強い酸性に成ってしまった顔は、ニキビなどの肌トラブルが起きやすくなってしまいます。ですので、脂肌(ニキビ肌)の方は、アルカリ性の洗顔料を使うことをお勧めします。

表示の仕方によっては、アルカリ性を塩基性と書かれている場合がありますが、より科学的な言い回しなだけなので、特に違いはありません。また、肌を触っただけで皮脂がベットリと付いてしまう場合は、アルカリ性(塩基性)のより強い洗顔料を、そこまで酷くなく、少しテカるぐらいなら少しアルカリ性(塩基性)である洗顔料を使うようにすると、より肌に良いでしょう。

肌は中性の状態に保つことが大切なので、アルカリ性(塩基性)が強ければ強いほど良いわけではないので注意してください。その見極め方として、アルカリ性(塩基性)が弱いものから使っていき、だんだんと強めて見極めるようにするといいでしょう。

自分の肌に本当にあっている洗顔料ならば、洗顔後すぐに肌質が良くなったような感じがしますので、様々な洗顔料を試してみることをおすすめします。皮脂が取られすぎないように程々に洗顔して、それでも突っ張るような感覚がある場合は、洗顔料が悪いわけではないので洗顔料を変えるのではなく、化粧水で解決するようにしてください。

中性石鹸は必要な皮脂は残るので肌が弱い人には最適

中性石鹸は、低刺激で肌に敏感な人には大変おすすめの商品です。通常の石鹸では、洗浄力が強過ぎたり、肌への刺激が強くて皮膚病の人には炎症を引き起こす原因になる事もありました。アトピー性皮膚炎の人は石鹸の洗い残しが、皮膚にダメージを与えさらにかゆみが増したり、石鹸で皮膚の油分を取りすぎてしまいかさかさに乾燥してしまう事により、炎症が悪化するケースもかいま見られます。

その点、中性石鹸は低刺激で肌が弱い人にも安心の石鹸です。人の肌は、皮脂によってバリアーが施されているのですが、ボディーソープなどの普通の石けんではそれらを洗い流してしまいます。

中性石けんは必要な皮脂は残しつつ汚れだけを落とす事が出来るために、肌が敏感な赤ちゃんや、アトピー性皮膚炎の方、免疫力が下がっている病気の方や、寝たきりの高齢者等、皮膚がデリケートになっている方に優しい製品となっています。

ある調査によると、中性石鹸を使ったアトピー性皮膚炎の子供が、使用後3カ月でアトピーの赤みが消えたと言うデータも残っています。皮膚病の方にとって、体を清潔に保つ事は大変重要ですが、皮脂を洗い過ぎるのはもっといけません。その点でも、中性石鹸はベストな商品だと言えるでしょう。

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