皮脂を落としすぎないクレンジングが大切
老若男女問わず、スキンケアにおけるクレンジングは基本中の基本です。皮脂や汚れは毎日発生しますし、お手入れをしなければ蓄積していくばかりなので、日々のお手入れをしっかりして皮脂や汚れを落とすようにした方が良いでしょう。
身だしなみやお洒落気にする人はもちろんのこと、無頓着だと自覚している人もクレンジングは習慣化しておいた方が良いと思います。クレンジングやお顔の汚れを落とすとなると、皮脂や汚れを徹底的に落とさなければと思う人が多いと思います。クレンジングやスキンケアで大事なのはもちろん、皮脂や汚れを落とすことなのですが、皮脂や汚れを落とすにも“適度なクレンジング”“適度な皮脂落とし”に注意しなければなりません。
実は皮脂というのは、皆さんが思っているよりもお肌にとっては必要なものだったりします。あまりに多い皮脂はニキビや肌荒れのもとですが、お肌を健康に保つ・お肌の潤いを保つという点において皮脂も大切になってきます。クレンジングでゴシゴシ皮脂や汚れを落としすぎて、洗い上がりに乾燥肌になっていたりカサカサしたりするという時には、皮脂の落としすぎも考えられます。
お肌の肌荒れやカサカサを感じるという方は、皮脂や汚れを落とすだけでく皮脂を落としすぎていないかという事も気にかけてみてください。お値段は張るかもしれませんが、弱酸性または中性のクレンジング剤でヒアルロン酸などの保湿成分がたくさん入ったものが望ましいです。
皮脂の状態を化粧水で整えてから化粧下地を使う
ベースメイクに欠かせないアイテムと言えば、化粧下地ですよね。最近ではBBクリームに代表されるように、下地要らずのオールインワンタイプの化粧水やファンデーションが人気となっています。しかし、素肌のコンディションが悪ければ、どんな高級な下地や、BBクリームを使っても、ファンデーションがよれてしまうなど、ベースメイクは綺麗に仕上がりません。メイクをより美しく仕上げるには、やはり素肌の状態を整える事から始めるのが先決と言えるでしょう。
まず、肌の状態をざっくりと4タイプに分けると普通肌、乾燥肌、オイリー肌、混合肌とあります。普通肌や乾燥肌はしっかりと保湿を行う事で、コンディションを整えていきますが、オイリー肌や部分的に脂っぽくなりがちな混合肌は、時間の経過と共にどんどん皮脂が浮いてきますので、肌質改善として生活習慣を見直す必要があると言えるでしょう。
まず、皮脂が浮きやすい肌の方は、毎日の食生活が影響している場合があります。ファストフードや脂っこい食べ物を好む人には皮脂の分泌が活発なケースも多いですから、なるべくビタミンや食物繊維がたっぷりと含まれた、野菜中心の食生活に切り変える必要があります。
そして、メイク時に下地を使う際には、しっかりとクレンジングや洗顔を行い、コットンに含ませた収れん化粧水などで、皮脂が浮きやすい、Tゾーン、こめかみ、小鼻の周り等、毛穴の引き締めを行ってから、化粧水で肌を整えた後に下地を塗っていきます。
これだけでもファンデーションの乗りが良くなり、皮脂によるファンデーションのよれも解消できます。それでも皮脂が浮きやすい場合には、こまめにあぶらとり紙等で皮脂を押さえてから、クリアタイプのきめの細かいパウダーを使い、皮脂が浮かないように整えておくと良いでしょう。