皮脂の過剰分泌はよくない生活習慣とホルモンバランスの崩れから
皮脂が過剰に分泌してしまうとニキビの原因になります。そのため、ニキビを予防したければ、皮脂がなぜ過剰に分泌されるのか理解する事が大切です。皮脂は肌の美容にとって大切なものです。皮脂がないと肌の水分が逃げてしまい、肌はカサカサに乾燥してしまいます。そのため、肌は皮脂を適度に体外に出すように働きかけています。それが過剰に分泌されてしまうのは、体内に脂が必要以上にあるためです。それは、食事によって体内に入り込みます。
揚げ物やファーストフードは油の固まりともいえるぐらい油を吸収しています。揚げ物を料理した事がある人なら分かりますが、天ぷら鍋の油は揚げ物をする前とした後では量がまったく違います。それだけ食材が油を吸収しているんです。そしてそれを体内に取り込むと、肌が余った油を体内に排出しようとし、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
しかし油を使わない料理を食べればいいという訳ではありません。先ほども述べたように、皮脂がないと肌の水分が逃げていってしまいます。そのため、適度に油を摂取する事が大切です。具体的には、ファーストフードやポテトチップスなどを避けて、食事をする時は揚げ物より焼き物を選ぶようにしましょう。
また、運動不足や暴飲暴食でも皮脂は過剰分泌させてしまいます。その他にはホルモンバランスの異常や睡眠不足、タバコの吸い過ぎもよくありません。お酒には多くの糖分が含ませているため飲み過ぎは禁物です。思春期のホルモンバランスの崩れでもない限り生活習慣を改善すれば皮脂の過剰分泌は収まるので。不摂生は慎み規則正しい生活を心掛けましょう。
日本食を食べて皮脂の過剰分泌を抑えよう
皮脂が過剰分泌する原因としては体質も関係していますが、日頃の食生活も大きく影響しています。特に、油っこい物や甘い物、刺激のある物などは皮脂の分泌を盛んにしてしまいますので、これらはなるべく控えて、野菜・果物・魚を積極的に摂取すると良いです。
ジャンクフードは高カロリーで脂質も多く含まれており、ビタミンやミネラルが少ないので皮脂の分泌を悪化させてしまいます。脂質を多く摂取すると、しっかり消化吸収されないまま、その一部が排出器官でもある肌へ移動し、皮脂を過剰に分泌してしまうのです。
脂質を控えるには、消化吸収の良い新鮮なバターを少量用いると良いですが、揚げたり炒めたりする調理法は避けましょう。ビタミンB2は、脂質や糖質の代謝を良くして皮脂の分泌を抑え、皮膚の再生もしてくれます。納豆・豚肉・卵・鰻・シメジ・乳製品などに多く含まれています。
ビタミンCは、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の沈着を抑え、ストレスにも有効です。緑黄色野菜・イモ類・果物になどに含まれています。また、緑黄色野菜・果物・海藻類は、便通を促して脂質や糖質を吸収し、体外へ運び出してくれます。鯖・サンマ・イワシなどの青魚には、中性脂肪やコレステロール値を下げる作用がありますので、これらの食品を積極的に摂って、皮脂の過剰分泌をコントロールして改善しましょう。
お肌の新陳代謝を促してくれる果物のビタミンC
皮脂からイメージされるのはやはりニキビですよね。皮脂はニキビの元となるアクネ菌のエサで放置すればニキビの温床になります。ですが、皮脂が少なすぎてもカサカサ肌になりかねませんので、適度に残しておかなくてはなりません。
しかし、多すぎても肌がテカテカしてしまい困りものです。皮脂の分泌が多くて困っている方は食生活を見直してみましょう!まず、揚げ物は美味しいですが、控えたいものです。脂質は代謝しきれないと、お肌に逃げ道を求めて吹き出てきてしまいます。お肉も、べるなら豚肉がおすすめです。ビタミンB2が豊富で脂質の代謝を促してくれます。脂身が気になるところですが、調理方法を工夫すればいくらでもヘルシーになります。他には納豆や乳製品やうなぎなんかにもビタミンB2は多く含まれています。好き嫌いはあると思いますが積極的に摂取したい食材です。
お野菜や果物も胃腸の働きを整えてくれるので、お肌の皮脂コントロールに役立ちます。中でもバナナは栄養価も高く繊維質も豊富なので、効果が期待できるでしょう。
果物には基本的にビタミンCが多く含まれていて、お肌の新陳代謝を促してくれます。レモンやアセロラなど酸っぱいものに多く含まれていますが、たくさん食べる事が難しいのでなかなか摂取しづらいかもしれません。そんな時には短期的にサプリメントを利用しても良いと思います。普段の食事に気を使い、果物、野菜、良質な脂を摂って健康的なお肌を手に入れましょう。