乾燥した唇には保湿剤がたっぷりのリップクリームを
冬は乾燥の季節です。唇も例外ではなく、乾燥してガサガサになってしまうという方も多いのではないでしょうか。乾燥するからと言って唇を舐めてしまいがちですが、それは要注意です。その行為は余計に唇を乾燥させてしまう原因になります。
唇の乾燥が気になるようならドラッグストアでも簡単に手に入るリップクリームでも構わないので何かしらの保湿剤で唇を乾燥から守ってあげましょう。
そのなかでもおすすめな保湿剤はメーカーを問わずに薬用リップクリームが良いと思います。スティックタイプだから手にも付かないので仕事中でも使用できますし、リップは優秀で一回塗っただけで潤いが長時間持続します。個人差があると思いますがだいたい半日ぐらいは持続するのではないでしょうか。
唇の乾燥が特に気になるときは、寝る前に唇のスペシャルパックをすると良いでしょう。まずその薬用リップを厚めに唇に付けます。その上からこちらもドラッグストアで簡単に購入出来るヴァセリンのピュアスキンジェリーを重ね付けします。これは油分で膜を張る役割をしてくれるので乾燥しにくくなる効果があります。
唇にリップを付けたらラップをして10分ほど待ちます。その後、余分な油分をティッシュで拭き取り刺激を唇に与えないようにして寝床に入りましょう。
このパックをすると翌朝にはプルプルになった唇になりますので、毎日続けると冬でも皮は剥けませんし、血色も良くなって魅力的な色合いの美しい唇になれると思います。冬は乾燥して唇がガサガサになってしまう人にはおすすめのケアの方法です。
唇は皮膚ではないので汗腺がなく水分が表面に出ない
気がつけば唇を舐めたり、少し剥がれた薄皮を無理に剥がそうとすることがあります。唇が乾く理由はどこにあるのでしょうか。真夏でさえも汗をかくことのない唇です。唇には汗腺がありません。ではなぜ汗腺が存在しないのでしょう。
唇の組織は「内胚葉」という種類に属されており、肝臓や肺の粘膜と同じです。受精卵が卵割(細胞分裂)する前の、一番最初が「胚」で、それが「外胚葉」「中胚葉」「内胚葉」に卵割されます。
皮膚や汗腺は「外胚葉」ですが、唇は「内胚葉」ですので皮膚ではありません。したがいまして、「内胚葉」の唇には汗腺が存在しないのです。汗腺のない唇が乾燥しがちな冬では、誰もが悩みの種でしょう。予防方法にはビタミンB2、B6を含む食物の摂取、充分な睡眠が挙げられますが、その他にはワセリンという皮膚保護剤を塗布する方法もあります。
なぜワセリンが唇の乾燥予防によいのかというと、ワセリンには白色ワセリン、黄色ワセリンがある石油製品ですが、白色ワセリンは高い精製技術により不純物は殆ど取り除かれています。
医療機関で使用される皮膚の保護剤で、市販されている薬用リップクリームなどにも使われている成分なので、乾燥した唇に塗るリップクリームの役目には最適です。