乾燥した肌の回復には１カ月程度の期間が必要です
肌トラブルの中で特に悩む方が多い、乾燥肌。秋冬シーズンのみならず、冷暖房やストレスなど、肌は通年乾燥やダメージにさらされています。元来の肌タイプは人によるので、乾燥しやすい肌というのも確かにあるのですが、適切なお手入れを行えば乾燥肌を改善させることはもちろん可能です。そのために必要な期間は個人差が大きいですが、肌のターンオーバー周期からいっても1ヶ月の経過を見ると、変化を実感できると思います。
肌の乾燥を防いで健康な美しい素肌を守るには、過剰過ぎない丁寧な洗顔と保湿はもちろん、紫外線も1年を通じて日焼け止め日傘でカットしましょう。冷暖房で空気が乾燥する室内では湿度に注意し、加湿器を使うなど対策を。また身体のためにも水分をこまめにとりましょう。
時々は運動もして汗をかくことも、老廃物を排出し肌が美しくなります。バランスのいい食生活を心がけ、できる限りストレスもためずに睡眠をしっかりとることも、健やかな肌を作ります。慌ただしい日常で、「肌のため」だけを優先させるのはなかなか難しいですが、少しでも意識していくことで確実に肌は変わります。1週間過ごしてみるだけでも、肌は変化を見せることでしょう。
肌が乾燥しているときは洗顔後のパックと保湿ケアで改善
冬は乾燥しやすく、顔や手、足などあらうるところの乾燥が目立ちます。多くの方は、保湿は「顔や手、足」などのよく出すところである部分的なケアが多いようです。
しかし、時期的に空気が乾燥しているときは全身保湿するのがおすすめです。“老化防止には保湿”と言われている程、保湿が大切なのです。お肌が乾燥しているときには、さらに日常の保湿に加え、ひと手間かけましょう。
- 洗顔後、パックする
毎日できれば理想ですが、２～３日に１回はパックして失われた保湿成分をお肌に与えてあげましょう。市販のパックでも良いですが、コットンを水道水で少し濡らし、それから化粧水をたっぷりつけて顔や体で乾燥の気になる部分に乗せます。３分経ったら離します。長時間するほど保湿されると思われがちですが、これは、逆にお肌の保湿成分をコットンが吸収してしまうので注意が必要です。 - 夜寝る前は必ず保湿ケアを
は、マスクをして寝ます。すると、自分の息で加湿状態になり、次の日お肌が潤います。日中もやれば、感染予防にもなり一石二鳥です。
手や足は保湿クリームを塗って、手袋や靴下を履いて保湿効果を高めます。特に日中は手を洗ったりするので、保湿をしてもすぐに洗い流してしまう為、夜が保湿の貴重な時間なのです。
以上、乾燥が気になり始めたら、保湿ケアを行ってすべすべのお肌を取り戻してください。
肌が乾燥しないように日頃から保湿を心掛ける
冬は乾燥しやすくお肌の乾燥に悩む方も多いことでしょう。そこで乾燥しないように保湿をすることをお勧めします。まずは化粧品選びから慎重になりましょう。オールシーズン使えるものもありますが、冬は特に乾燥がひどくなる方は、冬の間は保湿力の高いものを選ぶと良いです。
特に集中ケアパックや集中美容液などは、２～３日おきにケアすることも日常のお手入れで乾燥は防げます。なかには、「お肌が荒れた時だけつける」と言う方もいらっしゃいますが、これは実はあまりお勧めしません。
お肌が荒れてしまった後では、その後の保湿はしないよりは良いですが、すでにお肌に負担がかかっているので、老化を早く進行させてしまい、他のお肌トラブルの原因にもなり得るからです。ですから、常にお肌の保湿を潤った状態でキープしておくことが、お肌トラブルも回避できるのです。
また、つけるタイミングも重要です。洗顔後、“すぐ”が基本です。時間が経ってからだと、それこそ乾燥を進行させてしまいます。さらに付け加えるとつけ方も大切です。時間が無いから、と「パシャパシャつけて終わり！」ではしっかり浸透されません。
化粧水や乳液は、手のひらの温もりでお肌を温め閉じ込めるつもりでゆっくりピタッと覆うように付けます。保湿力はつけ方ひとつで全然違ってきますので、保湿力を上げるように意識して付けましょう。
肌が乾燥しているときは洗顔フォームの選び方が大切です
冬になると肌がかさかさ、化粧のノリも悪いしどうしたらいいの？そんな風に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。まず、乾燥肌の原因は、間違った洗顔が原因の場合が多いです。と言うのも、肌はとてもデリケートです。ゴシゴシ力を入れて洗うと、肌の表面が傷つき、潤いのないぱさぱさ肌になってしまう可能性があります。
では、正しい洗顔方法はどのようにすればよいのでしょう？まずは、洗顔フォームの選び方が重要になります。洗顔フォームによっては、強い界面活性剤が使われており、洗浄力は強いが、肌にもダメージを与えてしまうものがあります。
肌のダメージを考えるなら、植物性の洗顔フォームなど、天然の成分がふんだんに使われている物を選ぶと良いでしょう。
次に、洗顔の際一番重要なのは、よく泡立て泡で顔全体を包み込むように優しく洗う事です。また、ゴシゴシ力を入れて洗わなくても、肌の汚れは十分落ちますから安心して下さい。
さらに泡を洗い流す際もシャワーを直接顔に当てたりせず、ぬるま湯を手にすくい優しく洗い流すようにしましょう。以上のように、洗顔フォーム選びと正しい洗顔方法を実践する事で、乾燥肌や肌トラブルを防ぐ事が出来ると思います。
肌が乾燥しているときはクリームタイプのクレンジングがおすすめ
普段どうせ洗い流すものだからといってクレンジングを疎かにしていませんか？クレンジングを怠ると乾燥を引き起こす原因になってしまいます。
クレンジング料に含まれる界面活性剤はメイクを落としてくれる大切な成分ですが、多すぎると肌に負担がかかってしまい乾燥を招いてしまいます。だからといって界面活性剤が少ないとメイクを落としきれません。
油分と界面活性剤のバランスの良いクレンジング料を選ぶことが乾燥を防ぐ第一歩なのですが、そこでおすすめなのはクリームタイプのクレンジング料です。界面活性剤が程よく入っていて油分とのバランスも良く、肌への負担が少ないことが特徴です。
クレンジング方法も簡単なコツがあります。まずクレンジング料をたっぷり(５００円硬貨ぐらいが目安)使うことがとても大切です。クレンジング料が少ないと指でゴシゴシ擦ってしまい肌を傷める原因になります。
そうならないために、たっぷりのクレンジング料でＴゾーン、頬、目元、口元の順に馴染ませていきます。馴染ませたらすぐに洗い流して下さい。
馴染ませたり洗い流す時も摩擦は避けるようにしましょう。ちなみに落ちにくいマスカラなどは素早く落とせるクレンジングオイルを使います。目元をゴシゴシ擦ると乾燥だけでなく皺の原因にもなってしまうので気を付けましょう。
これは誰でも簡単に出来るクレンジングテクニックなので、乾燥しない肌を保つためにも日頃から気を付けてケアするようにしましょう。
肌の再生には良質なたんぱく質とビタミンが不可欠
肌の再生には、実に様々な栄養素が必要とされています。その中でも特に重要とされている代表的な栄養素と言えば、美肌にも効果的と言われている、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群です。
ビタミンCを多く含む食材はレモンが有名ですが、実はレモンよりも、もっと豊富なビタミンCを含む食材と言われるのが、イチゴ、キウイフルーツ、アセロラ、ブロッコリー、トマト、ピーマン等の果物や野菜になります。これらの果物やお野菜は、加熱してビタミンCを壊さないように生のままで食べるのが肌の再生の為にもお勧めと言えます。
そして、ビタミンCの含まれるレモンにも、お肌の再生に役立つ栄養素として酸っぱい成分の元である、クエン酸が成分として入っており、お肌の古い角質を落としてくれてターンオーバーを手助けすると言われています。レモンにはビタミンCとクエン酸のダブルの効果を合わせ持つ、お肌の再生にはピッタリな食材と言えるでしょう。
そして、最近では若返りのアンチエイジングフードとして注目されている、ビタミンＥたっぷりのアーモンドやオリーブオイルも、抗酸化作用が含まれており、お肌の潤いを保つ効果が期待できます。
ビタミンB群は、お肌の新陳代謝を良くして皮膚を活性化させてくれます。代表的な食べ物として、うなぎ、レバー等があります。
他にも、良質なたんぱく質をたっぷり取る事が、お肌の再生をスムーズにしてくれます。たんぱく質を多く含む食材は、鶏肉、大豆、乳製品等数多くありますが、コラーゲンを一緒に摂取できる鶏肉は特におすすめの食材と言えるでしょう。
このように、お肌の再生に役立つ食材を積極的に摂取する事で、健康なお肌を取り戻す事は可能ですので、最近お肌の調子が悪いと悩んでいる方は、是非お試しください。
